Apache Cordova とは?

Apache Corodva は HTML5 を用いて、モバイルアプリケーションを開発するための開発プラットフォームです。

元々は PhoneGap として Nitobi 社で開発されていたのですが、 2011 年に アドビが Nitobi を買収し、その後オープンソースバージョンを Apache Corova としてリリースしました。

PhoneGap は 2017 年現在は、いわば商用版の Cordova として Adobe のサービスとして展開されています。

Apache Cordova (以下、サイト内で Cordova と書きます) を使うと HTML5 アプリケーションとして、 クロスプラットフォームなモバイル向けアプリケーションを開発することが可能になります。

元々 HTML5 の標準化と実装が進んできたことで、ウェブアプリケーションの機能が向上し、さらに CSS3 によって表現力の向上することで、 ウェブアプリケーションで実現可能なことが格段に増えてきてました。

これを WebView (iOS では UIWebView) という、スマートフォン向けネイティブコードで提供されるブラウザコンポーネント上で動作させれば、 表現力豊かなアプリケーションが実現できます。

しかしながら、セキュリティ上の制限があるために、 スマートフォン搭載のカメラ、ファイルシステム、加速度センサ、コンタクト等には、「ブラウザ内の HTML」から直接アクセスすることはできません。

そこで、スマートフォンのハード機能を十分に活かした HTML5 アプリを開発するためには、 WebView 内の JavaScript とスマートフォンのネイティブ環境との橋渡しする方法が必要となります。

Cordova では JavaScript でシームレスにアクセス可能なプラグインを用いることで、HTML5 アプリにハードウェアの機能を取り込むことが可能になります。

さらに、Android や iOS にとどまらず、Windows Phone、Symbian、 Firefox OS 等も含まれるために、ひとつのコードベースで複数のターゲット向けのアプリケーションを構築することが可能になります。